ロードスターカップ 2015最終戦 NANBレース

4・5・8月と続いたロードスターカップNA/NBクラスも、この10月31日の第4戦が最終戦となる。ここまでのシリーズの推移をざっと書き記すと・・・
NA6クラスは、昨年シリーズ2位の♯7茂木が開幕から3連勝の土つかず。そして、昨年のチャンピオン♯23山川が全戦で2位という構図。この結果、茂木 が60P、山川が45Pとなり、シリーズ連覇には山川は優勝が絶対条件。茂木は山川の順位に関係なく3位に入りさえすればよく、山川にとっては厳しい状 況。3位には大ベテラン♯5入江が12Pで続く。
他、ノーポイントながら、全戦参戦の♯27野木、第2戦のみ欠場の♯76辻本、第1戦以来の参戦♯10榎園、そして86(N1)にも参戦する♯16野田が久々にRSCにもエントリーし、NA6クラスは参加7台と、今年最多のエントリー数となった。

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小数精鋭のNA8クラス。こちらもまだチャンピオンは決まっておらず、前戦欠場した昨年度チャンピオン♯1山形が40Pでトップ。3戦連続2位の♯88山 田が30Pで2位。前戦雨の中素晴らしい走りでNA8クラスでは初優勝の♯0小原が20Pと続く。他、♯81松波で今回4台エントリーのため、2位にまで ポイントが付与される。可能性は低いが、山田は優勝か2位に入って、山形が3位以下なら逆転でチャンピオン。小原は優勝し、山田と山形がノーポイントなら 逆転チャンピオン。山形は2位以上に入れば文句なくチャンピオンとなる。

NB8クラスは、前戦で♯11戸田の5年連続チャンピオンが決まってしまったが、シリーズ2位争いが興味深い。第1戦・2戦連続2位の♯91神谷が 30P、前戦雨の中独走優勝の♯75澤田が28P、表彰台の常連♯78赤石沢が24Pと僅差で続く。前戦初表彰台の♯24東、開幕戦以来のエントリーの ♯22山平、♯77鈴木、♯50須崎、♯87中村を加え、9台のエントリー。
「予選」
肌寒さを感じる初冬の陽気。若干雲はあるが、雨は落ちてこなさそう。タイムを出すには好条件の中、20分間の予選がスタートした。上位陣は7秒台で推移し、その後山形が6秒821と好タイムを出し総合でもトップ。

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このままPP確定かと思いきや、最終ラップで戸田が6秒562と素晴ら しいタイムでうっちゃって、総合PPを奪取。神谷(ここまで6秒台)、山平とNB勢が続き、NA8山田が総合5番手。山形を追うには間に他クラス車両が2 台入ってしまい、厳しい位置。

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その後ろにNA6トップで茂木。タイムは7秒525。
小原、澤田と続き、その後ろにNA6山川。ここまでが7秒台。山田と同 様、茂木を追うには間に2台入ってしまったため、やはりちょっと厳しいか。以下、赤石沢、東、辻本、入江(ここまで8秒台)、中村、松浪、鈴木、須崎(こ こまで9秒台)、野木、榎園と連なり、最後尾は野田となった。

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「決勝」

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予選とほぼ同様のコンディションの中、8周の超スプリント決戦の幕が開く。山形はスタートよく飛び出し、戸田を1コーナー手前でかわしてトップに立つ。

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NA6トップ茂木は1周目のコカ・コーラコーナーで小原と澤田の先行を許し、 山川は茂木の背後ぴったり付ける格好となった。この1周目の攻防で、辻本と赤石沢が接触し、赤石沢はリタイヤ、辻本は大きく遅れることに。面白かったのはNB8クラス2位争いの神谷と山平の攻防。1周目から再三順位を入れ替え、3周目のコントロールライン通過時点で前にいた山平を1コーナー で神谷がアウトから抜いた直後、その後ろに同じくNA8クラス2位の山田を抜きにかかっていた3位小原が山平に追突。ここで2台は大きく遅れ、小原には後 にペナルティが科せられた。

山形は戸田の前で走り続けるものの、戸田も逃がさずと山形から離れない。遂に7周目のストレートで一旦は山形の前に出るも、山形はファイナルラップの2 コーナー先で再度抜き返し、そのままチェッカー。総合トップ、NA8クラストップ、そして年間王者を確定した。NA8クラス2位は山田。3位に松波、4位 に小原。

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NA6クラスは終始茂木に山川がくらい付いていったが、茂木もミスをせず、結局抜くまでには至らずそのままチェッカーで、茂木の全勝チャンピオンが確定。 山川は同じく全戦2位という結果に。

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この1戦でロードスタカップ参戦を休止する入江が3位、以下、僅差で争っていた野木と榎園が4位と5位、6位に辻本、 7位野田。

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NB8クラスは第1戦・2戦と同じく、優勝戸田、2位神谷となり、シリーズ2位も神谷のものになった。3位には接触ストップから猛烈に追い上げてきた山 平。以下、東、須崎、鈴木、中村となり、前半好走していた澤田は7周目に車両トラブルでストップ。8位完走扱いとなった。ただ、澤田はシリーズ3位の座は キープすることとなった。

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