3)マシンを用意する

レースを走るにあたって、 まずレギュレーション上必須となるのが以下の3点です。
●6点式ロールケージ(スチール製)
●5点式以上のシートベルト(製造後5年以内)
●前後牽引フック(スチール製)

必ず必要と思われる部分が以下の4点です。

●ブレーキパッド
⇒ノーマルパッドでサーキットを走るのはちょっと無理。 各メーカーから発売されているスポーツパッドを使用することになります。

●点火プラグ
⇒ノーマルプラグではもちません。

●バケットシート
⇒運転席だけでいいのでフルバケットシートがほしいところ。 体をしっかりホールドすることはスポーツドライビングの基本です。

●タイヤ
⇒NA/NBに関してはKUMUHO V700のワンメイク状態となっており、 とりあえずはこれを使用することになると思われます。 NCについては、ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップより選択が可能です。

まずは最低限必要な変更から始めて、徐々に車高調整式サスペンション・機械式LSD・強化ブッシュ・強化クラッチ・計器類・エアロパーツ等、予算に合わせて用意して、戦闘力をアップしていく、そんな楽しみをお勧めします。

参考までに車両規定の概要を記載いたします。
詳細な内容につきましては実際の車両規定をご確認ください。
また、ありがちな質問につきましてはQ&Aコーナーもご覧ください。

 

「車両規定概要」

NA/NBレース

<エンジン>

エンジン本体、ECUは変更が一切認められていません。
コストのかかるエンジンチューニングを行わないことによって参戦コストを軽減しています。それでも、吸排気系にモディファイを加えたロードスターはストレートで200kmのスピードに到達します。

<吸気系>

エアクリーナーBOX、インテークパイプの変更が認められています。吸気ダクトの変更が認められておりラムエアダクトを装備する車両もあります。

<排気系>

マフラー、EXマニーホールドの変更が可能です。
ただし、触媒はノーマル触媒を使用することが義務づけられています。音量規制についても保安基準に適合する必要があります。

<サスペンション、駆動系>

任意の車高調整式サスペンションの使用が認められています。
スタビ、LSDの変更も可能で、トータルでのセッティングを行うことによって、高いコーナーリング性能を実現しています。

<タイヤ>

Sタイヤを除く市販ラジアルタイヤを使用します。
強力なグリップを誇るKUMUHO V700も使用を認られており、事実上のV700ワンメイク状態となっています。

<ボディ関連>

6点式以上のロールバーの取り付けが義務付けられています。またストラットタワーバーなどの補強パーツも装着可能です。
オープンカーであるロードスターですが、レースではクローズド状態が義務づけられており幌、またはハードトップを装着します。

<インテリア>

保安基準に適合する必要があるため基本的に内装はそのままの状態となります。ただし、カーペットの撤去は認められているので、中には鉄板のフロアボディむきだし、エアコン、オーディオレスのスパルタンな仕様のクルマもあります。一方で日頃の通勤や街乗りに使用するクルマでレースに出る参加者も多く、内装はもちろん、エアコン、オーディオも普通についているいわゆる街乗り仕様のクルマもあり、それぞれの参加者が自分のスタイルにあった形で楽しんでいます。

NCレース

NCレースには オープンクラスとチャレンジクラスの2種類があり保安基準クリアを前提に 排気系・足回り・エアロと改造できるオープンクラスとタイヤ・ブレーキパッド等の消耗品をサーキットに耐えられる物に交換しノーマル状態で参戦するチャレンジクラスとがあります。
各クラスとも NC1~NC3の全てのグレードで参戦可能です。

オープンクラス
改造範囲は 保安基準適合が前提で、交換可能パーツもエアロのようにレギュレーションにて認定されたものしかダメなものから、足回りのように自由なものと細かく決められております。
NA/NBに比べると改造範囲は似ていますが、排ガス規制や騒音規制・衝突安全性に対しての外観規制においても近年の車両であるため厳しい基準となっております。
特にエアロやマフラーのように、各都道府県の車検場でグレーとされる部分については、何処でも車検に通る改造であるものしか採用されておりません。
しかしながら、ノーマルに比べ エアロ・GT Wingや車高調の装着により セッティング次第ではノーマルでは走れないレベルでのコーナリング性能を発揮し 富士でチャレンジクラスの車両と比較し1~2秒程度速いタイムを刻む事も可能です。

チャレンジクラス
ロードスターNR-A車両にて筑波で行われているレースに似たクラスで改造は殆ど認められておりません。
しかし違いとして NR-Aグレードに限らず全てのグレード車両で参加できます。
チャレンジクラスは、NR-A車両のロールバー付きでしたら ほぼそのままでレースに参戦出来る手軽さが大きな魅力です。
また 富士の最大の魅力である直線でのバトルを楽しめるようスピードリミッターカットされてます。

<エンジン>

NCロードスターは 2000ccのエンジンでトルクのあるエンジンです。パワーは170PSと控えめですが、クセのないタフなエンジンです。 富士のストレートでは200k Overで駆け抜けます。
オープンクラス
・エンジン本体の改造は認められてません。
・点火プラグは変更可能。
・フライホイールは変更可能。
・ECUは下記変更が認められます。
NC1のみNC2&NC3との性能調整の書換え
スピードリミッターカット。
・フライホイール変更可能。
・ドライバッテリー変更可能 ただし搭載位置の変更は認められていません。
・認定されたオイルクーラーの装着可能。
・ファンコントローラーの追加可能
チャレンジクラス
・エンジン本体の改造は認められてません。
・点火プラグは変更可能。
・ECUは下記変更が認められる。
スピードリミッターカット又は 外付けスピードリミッターカット。
・ドライバッテリー変更可能 ただし搭載位置の変更は認められていません。
・ファンコントローラーの追加可能

<吸気系>

ほぼ改造できない部分です。
オープンクラス
・エアクリーナのエアカートリッジのみ変更可能。
・認定されたエアダクトの装着可能。
チャレンジクラス
・認定されたエアクリーナのエアカートリッジのみ変更可能。

<排気系>

オープンクラスでは、マフラーとEXマニの交換が可能ですが、NC1~NC3では使えるマフラーが変わってきます。
同一車両でも生産された年式によりその排ガス規制や音量規制の対象が変わりますのでご注意ください。
オープンクラス
・マフラー・EXマニホールドの変更可能
ただし当該車両の保安基準適合品であること。
チャレンジクラス
・2015年度より認定されたマフラーへの交換が可能になりました。

<サスペンション・駆動系>

オープンクラス・チャレンジクラスで、最大の違う部分かと思います。
固く面圧を稼ぐオープンクラスの足に対し しなやかな動きのチャレンジクラスのNR-Aビルシュタイン!
自分にあった仕様を選んで、チャンプを目指す最大な武器になる部分です。
改造範囲の狭いチャレンジでも 雨の富士では、このしなやかな足が最大の武器に変わります。
オープンクラス
・スプリング/アブソーバー/スタビライザーの変更可能。
・クラッチディスク/カバーは数及び直径を除き変更可能。
・ディファレンシャルの変更可能。
チャレンジクラス
・改造は認められていません。
(ただしNR-A以外のグレードについては NR-Aに使用している車高調整式ダンパーへの変更が可能です。)

<ブレーキ>

ブレーキパッドは大きく好みの分かれる部分です。
自分にあったものを早く見つけることが勝利への近道!
共通事項
・ブレーキパッドの変更可能。
・認定されたローターの変更可能。
・ブレーキホースの変更可能。

<タイヤ>

タイヤは2015年度よりDIREZZA ZⅡ☆、ZⅠ☆・POTENZA RE-71R、RE11A・NEOVA AD08R、AD08が各クラスで使用できる
ようになりました。しかしクラスで使用可能なサイズが異なります。
オープンクラス
・205/50-16
・205/45-17
・215/45-17
チャレンジクラス
・205/50-16

<アルミホイール>

2015年度よりオープンクラスの16inchアルミも17inch同様 純正アルミ以外も使用可能になりました。
チャレンジクラスでは基本純正アルミになるかと思いますが、NC1とNC2&3用では1本あたり1kg程度違います。
NC1での参戦者は是非NC2&3用に交換することをオススメいたします。
ライバルにアドバンテージを築くなら純正サイズで最軽量なRAYSのRE30です。
オープンクラス
・16inch 6.5J~7.5J Offset+48~55
・17inch 6.5J~7.5J Offset+48~55
チャレンジクラス
・16inch 6.5J Offset+55 (純正アルミサイズ)

<ボディ関連>

オープンクラスで装着可能なエアロは DoENG・JetStream・NOPRO・GARAGE VARYと各社から 機能的にもルックス的にも魅力的な物が認定部品として出ておりますので、自分にあったパーツを選んで仕上げるのも魅力です。
オープンクラス
・認定されたエアロの装着可能。(自己申請も可能)
・認定されたGT Wingの装着可能。
チャレンジクラス
・改造は認められていません。
共通事項
・指定されたロールバーの装着
・指定された前後牽引フックの装着
・幌車のハードトップ装着は認められていません。
・最低地上高9cm以上

<インテリア>

車内には6点のロールゲージが入るだけで、イメージが変わります。
社内の改造は殆んど認められていないので、通勤にもお買い物にも普通に使えるのが逆にイイです。
ただし サーキットを走りますのでバケットシートは自分の体型にあったホールド性のイイ物を選んで5点式以上のハーネスを装着すれば 富士の100Rも体がぶれる事なく狙ったラインを抜けれるでしょう♪
オープンクラス
・350mmのステアリングへの変更可能。
・シフトノブの変更可能。
チャレンジクラス
・改造は認められていません。
共通事項
・FIA公認シートまたは認定シートへの変更可能。
・追加メータ装着可能。

詳細はRoadsterCUP NC Race Technical Regulationをご確認ください。
また随時 追加ブルテンも発行されてますので、こまめにチェックする必要があります。
リンク先:
http://www.fsw.tv/1ch/1_5original/
http://www.do-eng.com/mortorsports/regulation/