1)競技運転者ライセンスを取得する

ロードスターカップへの参戦には以下の3つのライセンスが必要です。
「普通自動車運転免許」
「競技運転者国内A級ライセンス」
「FISCOライセンス」
ここでは「国内A級ライセンス」と「FISCOライセンス」の取得方法について説明します。
国内Aライセンス FISCOライセンス

<JAFへの入会>

「一般社団法人日本自動車連盟(通称JAF)」に入会して頂きます。
JAFが「国際自動車連盟(FIA)」によって公認された、我が国のモータースポーツ統括団体(各国1団体)として、諸規則の判定、管理、競 技会の公認、車両の公認など、日本国内のモータースポーツに関する統轄業務を行っているためです。
入会方法はJAFのHPまたは、全国のカーディーラー等のJAF取扱い店での加入も可能です。
入会金2000円、年会費4000円が必要となります。
*B級ライセンス講習時、JAFに入会することも可能です。

<国内B級ライセンス取得>

JAFまたはJAF登録クラブが主催する「B級ライセンス講習会」に参加します。
B級ライセンス講習会日程はJAFのHPまたはJAFの機関紙「JAFMATE」に掲載されています。
講習会は2時間程度の座学で試験もありません。
講習会受講費(10000円くらい)と、テキスト代 (5000円くらい)が必要です。

受講後、証明印の押された申請書に許可証料(3000円くらい)を添えて、直接JAFに申請してください。講習会の主催者が代行してくれる場合もあります。これでまずは「競技運転者国内B級ライセンス」が取得されます。

<国内A級ライセンス取得>

ご存知のように、レースに参加するにはもう一つ上の「競技運転者国内A級ライセンス」が必要です。
Bライを取得すると、先に述べた機関紙「JAF MATE」の他に、モータースポーツ情報満載の 「JAF SPORTS」という機関紙も送られてくるようになります。そこに「Aライセンス講習会日程」というものがありますので、B級の時と同じように直接主催者 に連絡して予約し、受講しましょう。
但し、B級ライセンスで参加出来る、公認ラリーまたは公認スピード行事(ジムカーナ・ダートトライアル・サーキットト ライアル)に1回以上出場して完走した証明が必要になります。また、実技試験、筆記試験もあります。
試験は大変簡単です。実技試験は模擬レースとなりますが、普通に走って、旗を見落さなければOKです。筆記試験もテキスト持ち込みなので、これも まず問題ありません。それに、午前中に公認ジムカーナを行い、午後に試験を行って、都合1日で申請資格を得るプランも多々あります。
費用は、ジムカーナの 参加料、試験代合わせておよそ20000円くらいです。合格後、証明印の押された申請書をJAFに提出するのは、Bライの時と一緒です。

この説明してきた流れの他に、JAF登録クラブに入会して、推薦をもらうという取得方法もあります。「Bライまで」、「Aライも可」と、各々のクラブの規模や規約によりますので、忙しくてどうしても講習会に参加出来ない等ある方は、検討してみるのもいかもしれません。

ライセンス取得図

<FISCOライセンス取得>

晴れてAライ取得、または前後しても構いませんが、「サーキットライセンス」も必要です。
富士スピードウェイの場合は「FISCOライセンス」という名称です。入会金が15,000円、年会費が34,000円で、計49,000円(税込)です。高額に感じるかもしれませんが、イベント開催日以外の入場料が無料となり、また各ショップ が主催している所謂「走行会」でしかレーシングコースを走れなかったのが、スポーツ走行(30分¥7,000(休日は+¥500))で走れるようになります。