ロードスターカップ 2016開幕戦 NA/NBレース

例年、年間4戦での開催であったが、今年は9月に「特別戦」が予定され、全5戦での開催となるロードスターカップ。4月3日(日)の開幕戦を皮切りに、5・8・9・11月と続く。トピックとしては、AE111と混走だったN1ロードスターがロードスターカップと混走となり、合わせて周回数も8周から9周と1周多くなった。同じロードスターと言えども、得手不得手の違う他カテゴリーとの混走は、果たしてレース展開にどう影響するのか。車両規則は変更なし。オーガナイザーから“検討中”というアナウンスもあったタイヤレギュレーションも、結局今年に関しては変更はなかった。昨年は圧勝だったNA6クラスチャンピオンの♯7茂木は、今年はお休みとのことだが、シリーズ2位の♯23山川は今年も継続参戦。♯76辻本、♯27野木も継続で、昨年より久々復帰の♯10榎園も継続だが、長年RSCに参戦してきた♯5入江がロードスターパーティーレースⅢに移行することになったのは残念。NA6クラスは、この開幕戦は4台のエントリー。

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NA8クラスチャンピオンの♯1山形はこの開幕戦は欠場、シリーズ3位の♯0小原も欠場で、シリーズ2位の♯88山田と、毎戦ドライバーを変える♯39(♯81より変更)は今回は須藤と、わずか2台のエントリーと寂しい状況。どちらが勝ってもクラス初優勝となる。

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NB8クラスの“絶対王者”♯11戸田、シリーズ2位の♯91神谷は継続参戦。3勝の戸田に対して、2位3回となかなか勝てなかった神谷。今年はこの図式が崩れるか否かに注目が集まる。昨年より頭角を現し始めた♯12東、実力者♯21山平、若さ溢れる♯77鈴木、昨年からの参戦で今年も継続の♯87中村、♯50須崎、ニューカマー♯19山口に、♯26三橋の計9台のエントリー。

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■予選

早朝から雨がそぼ降る天気。そのまま雨の中の予選となった。チョイスするタイヤは、BS/RE71Rが最大勢力か。他にも、クムホ/V720、トーヨー、グッドイヤー等と選択はバラエティに富み、ドライでのクムホ/V700のほぼワンメイク状態とは様相を異にする。20分間で行われた予選で総合のトップは、自身2度目となる♯88山田が奪取。ただ一人21秒台のタイムを刻み、まだ成し遂げていないNA8クラス優勝に向けて幸先のいい発進。

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総合2~4位は、NB8クラスの♯91神谷、♯11戸田、♯12東が22秒台の僅差で続く。打倒戸田に照準を定める神谷は、まず戸田の前に出ることに成功した。その後ろに♯77鈴木が24秒台で続く。

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NA6クラストップに♯10榎園が25秒台で着けた。♯76辻本、♯23山川も26秒台でぴたりと着け、少数精鋭ながらNA6クラスのトップ争いも大変興味深い。

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その後方は、♯50須崎、♯19山口、♯87中村、最後尾に久々エントリーの♯39須藤と並び、ロードスターカップは3クラス合わせて14台の出走となる。

■決勝

決勝までの間に一時はかなり小降りになり、タイヤの選択に頭を悩ますエントラントも見受けられたが、再度雨脚が強まったため、用意がある者は全てレインタイヤを装着し、完全レインコンディションでのレースとなった。トップ3は無難なスタートで、順位変動はなし。

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1周を終えると、♯88山田が♯91神谷を若干離す格好。♯11戸田も少し遅れて神谷についていく。以後、山田と神谷の差は毎周回ごとに開いていく格好となった。♯77鈴木は序盤で♯12東を抜き暫く総合4位の座をキープするも、5周目に抜き返される。面白かったのはNA6クラスのトップ争い。序盤、♯10榎園、♯76辻本、♯23山川の間で行き詰る攻防が展開されたが、4周目に山川がライバル2台を一気にパッシング。榎園は一旦は辻本にもパッシングされるが、抜き返し、更に山川に数秒の間隔で食らいついていく。3周目に♯19山口と♯50須崎1コーナーで接触! 両者リタイヤとなってしまいNB8クラスの2台がここで消える。

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総合のトップは、NA8クラスの山田が参戦7年目にして悲願の初優勝。クラス総合2位の神谷に10秒以上の大差をつけての圧勝だった。集中力を切らさないためペースを落とさず走りきり、ファステストラップも8周目に記録した。NA8クラスは、♯39須藤も最下位ながら完走。

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NB8クラスは、前述の通り神谷がクラス優勝。2位はこれまで何度もある表彰台の常連も、山田同様嬉しい初優勝となった。2位戸田、3位東、4位鈴木と続き、1周目で遅れたものの徐々に挽回してきた♯21山平が5位、♯26三橋、♯87中村までが完走。

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NA6クラスは、一時は総合16番手に落ちたものの、終わってみれば総合9番手にまで挽回してきた山川が優勝。一昨年のチャンプが、タイトル奪還に向けまずは幸先の良い出だしとなった。2位の榎園は過去最高位でのフィニッシュ。山川とペースはほぼ同じであったが、間に他クラスの車両が入ってしまい、直接プレッシャーをかけれなかったのが悔やまれる。3位辻本も完走。

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昨年と比べても、各クラスで若干、参加台数の減少が見られるロードスターカップ。第2戦以降の増加を期待したい

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