ロードスターカップ 2014最終戦 NCレース

節季が小雪から大雪に変わろうとしている2014年12月6日の富士スピードウェイ。
Fuji champion Race Series Round6においてロードスターカップNCレース最終戦となる第四戦が、オープンクラス5台・チャレンジクラス3台・計8台で行われた。

タイヤ・パッド以外ほぼノーマルの車両で競うチャレンジクラスと、車高調・デフ・エアロパーツ等改造範囲がやや広いオープンクラス。
ロードスターカップNCレースは今年からこのふたつのクラスで、年間4戦のシリーズ戦を戦っている。
最終戦を迎えた時点のシリーズ争いの状況は、オープンクラスは開幕戦から第3戦までをスーパー耐久でも活躍中の0号車小原が3連続優勝で60ポイントを獲得。それを2013年のチャンピオン64号車芝本が3連続準優勝の45ポイントと15ポイント差で追う状況。この最終戦の結果次第でシリーズチャンピオン逆転の可能性を秘めている。
チャレンジクラスは71号車登坂が3連続優勝で60ポイントを獲得し、前戦終了時点でシリーズチャンピオンが決定しているが、ベテラン18号車らんまんはじめ他選手も一矢を報いたい状況でこの最終戦を迎えた。

前日から天候は晴れ・ドライで行われた予選は、路面温度は5℃を切る状態であるが気温は氷点下と好タイムが期待される中行われた。
NCレースは今年からは86/BRZのナンバー付きレース8Beatも加えた3レース混走となっているため、3レース総勢25台がコースイン。

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トップタイムはコースレコードとなる2分6秒725の0号車小原、2位には同じくコースレコードとなるトップ差僅か0.095秒差の6秒820で64号車芝本が付けたが、0号車小原にホワイトラインカットのペナルティによる2グリッド降格が課せられたためNCレースのポールポジションは64号車芝本が獲得した。

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NC全体での3番手には、チャレンジクラスのコースレコードとなる9秒049でチャレンジクラス1位の71号車登坂が付けた。

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クラスごとの順位は以下の通り。
NCオープンクラスは64号車芝本、0号車小原、21号車新井、80号車染谷。25号車橘川はマシントラブルにより予選を中止した。
NCチャレンジクラスは71号車登坂、18号車らんまん、22号車中桐という結果となった。
NCレーサー達の最終戦に賭ける意気込みが大幅なレコード更新ラッシュを生んだ予選となった。

コンディションは変わらず晴れ・ドライではあるが、時折小雪が舞う中で迎えた決勝は8周で行われた。
NCと86/BRZ、そしてデミオが混走のレースは、過去3戦スタート直後からNCと86/BRZが目まぐるしく入れ替わる状況が続いており、同レース・クラスのライバルはもちろん、それ以外のクルマとの駆け引きも大きなポイントなる。
スタートで予選ペナルティのグリッド降格の巻き返しを狙う0号車小原とポールから一気に2位以下を引き離そうと狙う64号車芝本。
チャレンジクラスも眼前のライバルをスタートでかわそうと狙う18号車らんまんと、そうはさせじとスタートを決めようとする71号車登坂。

フォーメーションラップ終了、グリーンフラッグ。

スタート!!

64号車芝本がスタートミスにより順位を落とす中、0号車小原、71号車登坂が好スタートを決め、先行する86/BRZ勢をかわしながら1コーナーへ。
そこからはNCと86/BRZ勢の2ワイド3ワイドの状況のままダンロップコーナーでのブレーキング競争へ。

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1コーナー入口で0号車小原が64号車芝本をかわしトップに踊り出るも、芝本も離されまいと食らいつき、両者テールtoノーズのままオープニングラップは終了。2周目以降もこの2台のバトルは続き、随所でチャンスを伺い64号車芝本が仕掛けるも前に出ることはできず 86のスリップを上手く使った0号車小原は1周毎に0.4秒づつ64号車芝本を引き離しレースは終了。
オープンクラスは0号車小原が4連勝となる優勝、64号車の芝本がこれも4戦連続の2位、3位には21号車新井が表彰台に食い込んだ。

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チャレンジクラスは、オープニングラップでチューニングにより性能的には上位になる86/BRZのJP-3Sクラス3台の前に出た71号車登坂が他のNC勢より逃げ切りを狙うも最終ラップまで86/BRZとの激しいバトルに終始。NCオープンクラス3位の21号車新井との熾烈なバトルを征した18号車らんまんが71号車登坂と86/BRZの集団に迫るも届かずレースは終了。

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71号車登坂が4連勝となる優勝、18号車らんまんが3戦連続の2位、3位には22号車中桐が3位表彰台を獲得した。

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シリーズ争いだが、オープンクラスは0号車小原が4戦連続優勝の80ポイントでシリーズチャンピオンを獲得。シリーズ2位を64号車芝本、3位は最終戦5台のため 21号車新井はノーポイントとなり 21号車新井・8号車菊地・16号車横山の3人が同一ポイントで並ぶ中、
第三戦にポイントを奪った16号車横山が、FSWレギュレーションに則り3位を獲得した。
チャレンジクラスは71号車登坂が4戦連続優勝の80ポイントでシリーズチャンピオンを獲得した。
2014年度のロードスターカップNCレースも終了。
オープン・チャレンジ2クラス制となった今年。
オープンクラスのレギュレーション改訂は、より高い次元でのNCロードスターによるバトルがこのレースの魅力をさらに高めた。

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そしてチャレンジクラスの新設は、他レース参戦者やレース新規参戦者達が伝統ある富士スピードウェイでのレースに一歩を踏み出す背中を押した。

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今シーズンは終了したが、レースはすでに来年度に向け動き出している。
さらにハイレベルで魅力あるNCロードスターでのバトルが繰り広げられるように。そしてより多くのNCユーザーが伝統ある富士スピードウェイにおけるレース参戦を実現できるように。