ロードスターカップ 2018第3戦

暑かった8月の前戦から2ヵ月強のインターバルが開いて、11月3日(土)富士スピードウェイにてロードスターカップ第3戦が開催された。やや雲はあるがコースコンディションはドライ、今回も全6classが成立し、全31台で予選、決勝が行われた。

[1.5 Open Class]
出走3台。開幕戦が不成立だったため2戦目となるこのクラス。前戦の覇者♯23山川が予選2番手で、PPは前戦決勝は僅差の2番手だった♯7茂木がコースレコードにて奪取(山川も更新)。3番手の♯79杉浦はタイム的に離され苦しい展開か。
決勝は2周目に山川が茂木の背後にピタリと付ける。その後他クラスのマシンも間に入り苦しくなりつつも、7周目には再度背後につくが、レクサスコーナーでコースアウト。茂木が優勝し、次戦勝ったマシンがチャンピオンとなることに。2位に杉浦、3位山川。

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[1.5 Challenge Class]
出走7台。ここまで♯3寺下が2連勝、♯20五賀が連続2位。寺下が勝つとチャンピオンが決まるこのレースで果たして、PPは五賀が一人13秒台をマークして奮起。2番手に実力者♯78赤石沢、3番手に♯100芹澤が入り、寺下は4番手に。
決勝は焦ったか、その寺下が他車に追突し、マシンを壊し最下位に。予選5番手だった♯5山崎が調子良く早くも2周目には2番手に付け、そのすぐ背後には赤石沢もつけるも、一定のマージンも保ちつつそのまま五賀が初優勝し、一躍ポイントリーダーに。山崎も2位に入り、最終戦は五賀、寺下、山崎の3名がチャンピオンの権利を有すことに。以下、4位に昨年のチャンピオン♯1新井、5位芹澤、6位♯22中桐。

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[1.6 Class]
出走6台。ここまで2連勝中の昨年のシリーズ2位、♯76辻本は予選2番手となり、PPを獲得したのは、これが初めてという♯27野木。3位は東北より遠征の♯12大友。ただ6台全車が1秒以内という僅差。
決勝は野木がスタートに失敗し後方にスタート良く飛び出した♯34竹田が辻本、大友を従えこのまま初優勝かというところで、最終周に辻本が逆転しこれで3連勝、初チャンピオンも決めた。2位に悔しい竹田、3位に野木、4位♯53水野、5位大友、6位♯73高橋。

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[1.8 Class]
出走は全クラスで最多の8台。総合でトップを取れる最速クラスでもあることも一因か。予選は昨年のチャンピオン♯21山平が一人5秒台に入れ、2位以下を1秒引き離す。ここまで2連勝中でチャンピオンに王手がかかった池島は2位、前戦欠場の♯84大矢が3番手となった。
決勝は山平の独走もありうるかと思われたが、2周目には池島が山平をパス。ファイナルラップのTGRコーナーで満を持してスリップを抜け出した山平に一度は先行を許したが、ダンロップコーナー侵入で刺し返して劇的な逆転勝利。開幕3連勝でシリーズチャンピオンも決めた。3位に大矢が久々の表彰台。4位に♯91神谷、終始バトルの続いた2台は5位♯15中村、6位♯55澤田の順。初参加の2台は、7位♯666伊藤、8位♯35近藤の順となった。

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[2.0 Open Class]
出走5台。実力者♯8菊池がChallengeクラスより移動し、前戦いきなり優勝。前戦は欠場した開幕戦優勝の♯95高橋と直接対決に。その予選では高橋がダントツのタイムでコースレコードをマーク。2番手に♯77長岡、菊池は3番手となる。
決勝では高橋が盤石の走りでそのまま優勝。オープニングラップで長岡をかわした菊池が2位に入り、最終戦は勝った方がチャンピオンとなる。他クラスのマシンが間に複数代入り菊池を負いきれなかった長岡が3位。以下、4位♯16横山、5位♯19山口。

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[2.0 Challenge Class]
出走2台。菊池が移動し、ちょっと寂しい台数ではあるがなんとか2度目の成立。グリッドは♯87山本の背後に♯50藤澤が着け、他クラスのマシンも混じりながらも山本が逃げ切って優勝。4秒強の差で2位の藤澤がFRは獲った。

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次戦んいよいよ次戦最終戦。今回、チャンピオンが決まった1.6 Class、1.8 Classを除く4クラスは最終戦でシリーズチャンピオンが決定する。大注目の最終戦(第4戦)は、12月8日(土)に行われる。