ロードスターカップ 2018第4戦

いよいよ最終戦を迎えたロードスターカップ。今回の注目はなんと言ってもSuperGTでも活躍するトップドライバー、松井孝允選手のスポット参戦。ガチのプロドライバーはロードスターカップの最速クラスとも言っていいNB8でどんな走りを見せてくれるのか? 一方、シリーズチャンピオンの行方も目が離せない。既にチャンピオンが確定している1.8クラスを除いて、この最終戦の結果でチャンピオンが決定する。

予選は注目の#35松井が実に6年ぶりにコースレコードを更新して総合トップ、しかし#11池島も松井に0.009秒差までせまるアタックをみせてNB8の2台がフロントローにつく。2.0オープンクラスは#77長岡が総合3番手でクラストップ。1.6クラスは辻本が一人2分7秒台に入れてクラストップ。1.5オープンクラスは山川選手がコースレコードを出してしてクラストップ。2.0チャレンジクラスは#87山本がクラストップ、1.5チャレンジクラスは#122北原がコースレコードでクラストップとなった。

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決勝はやはり#35松井と#11池島が激しいバトルを展開。コース全周にわたってサイドbyサイドの戦いを展開する。この2台から少し離れて0号車小原、#88山田、#91神谷の3台が三つ巴のバト3位争い。ファイナルラップの最終コーナまでもつれたトップ争いは、最終コーナーで池島のインに飛び込んだ松井がコントロールライン手前で池島を刺し切って劇的な逆転優勝。池島は0.013秒差で2位。3位には終始後ろからプレッシャーを受けながらも3位を守り切った小原が入った。

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2.0オープンクラスは#8菊池と#95高橋の2台がシリーズチャンピオンをかけてバトルを展開。菊池が高橋の追撃を振り切ってトップチェッカーを受けるが、なんとレース後の車検で菊池と高橋が最低重量違反で失格となってしまう。結果、#25橘川が初優勝となった。シリーズチャンピオンは#95高橋が獲得した。

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1.6クラスはオープニングラップのダンロップコーナーで発生したアクシデントの影響で、大きく順位が入れ替わる展開。一度は#34竹田が先行するが6周目にスリップから抜け出した辻本が前に出てそのままトップチェッカー、シリーズチャンピオンを決めた。2位は#34竹田、3位は野木となった。

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1.5オープンクラスは、#7茂木は前日のクラッシュで欠場、このレースで#23山川と#79杉浦の勝った方がチャンピオンとなる。1.6クラスと同様にオープニングラップのアクシデントで杉浦に先行を許した山川だったが、5周目の3ヘアピンでインから並びかけ300Rで杉浦の前に出てトップチェッカー、シリーズチャンピオンを獲得。

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2.0チャレンジクラスは、スタートで出遅れた#87山本は#50藤澤に先行を許すが、すぐに藤澤の前に出るとそのまま引き離してクラストップ。シリーズチャンピオンを獲得した。

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1.5チャレンジクラスは、予選でコースレコードをマークした#122北原が冷静なレース展開で後続を引き離しクラストップでチェッカー。2位は山崎、3位には加藤が入った。ここまでポイントリーダだった五賀がリタイヤとなったため、山崎が逆転のシリーズチャンピオンを獲得した。

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今年は1.8クラスの池島、2.0チャレンジクラスの山本がシリーズチャンピオンを獲得。最終戦では1.5チャレンジクラスで北原がクラス優勝を果たすなど、女性ドライバーの活躍が目立った一年となった。一方、若手ドライバーの参戦も見受けられベテラン勢の一角を崩す活躍が見られたことは、今後がとても楽しみだ。来シーズンも活躍を期待したい。

今シーズンチャンピオンを獲得したドライバーの皆さん、おめでとうございました。
来シーズンも熱い戦いを期待します。

(2018ロードスターカップ シリーズチャンピオン)
1.8クラス:池島 実紅選手
1.6クラス:辻本 均選手
2.0オープンクラス:高橋 裕史選手
1.5オープンクラス:山川 穣選手
2.0チャレンジクラス:山本 絵里子選手
1.5チャレンジクラス:山崎 善健選手